Lv3
Lv3 応用(ビジネス向け)
単発取得を越えて、継続的にデータを集め、社内で再利用できる形に整える。
所要時間目安: 8–16 時間
Lv3 は、Bright Data を単発の調査ツールから、チームで使うデータ供給基盤へ育てる段階です。ここでは、まとめて集める、あとで受け取る、ナレッジにためる、差分を見る、といった実務寄りの設計に進みます。
この段階で見えてくる効果は次のとおりです。
- 毎回ゼロから調べ直さなくてよくなる
- 営業、広報、経営企画で同じ情報源を共有できる
- AI の回答が「なんとなく」ではなく、出典つきで安定する
予算感は、件数や更新頻度次第ですが、本格運用前の部門 PoC で月 1 万円台から数万円が一つの目安です。ここで大事なのは件数よりも、再利用価値の高いデータを選ぶことです。
前提
達成基準
- 単発取得と、継続供給の違いを説明できる
- 「投げて待つ」処理が向く場面を理解している
- 完了通知を受けて次の処理へ渡す流れを描ける
- 集めたページを Dify ナレッジなどにためられる
- 欠損やズレに気づく観点を持てる
このレベルでできるようになること
| テーマ | Lv3 の完成イメージ |
|---|---|
| ナレッジ整備 | 競合サイトや自社FAQをまとめて AI が参照できる |
| 市場調査 | 対象サイト群を定期巡回して比較資料の土台を作る |
| EC 分析 | 商品データを定期取得して、表で比較できる |
| 営業支援 | 企業情報を継続更新してリード情報を古びさせない |
推奨ハンズオン
Lv3 で覚えるべき考え方
その場で全部待たない
件数が増えると、「今すぐ全部返して」は不向きになります。先に依頼を投げ、終わったら完了通知を受けて後続処理へ渡す考え方が必要です。
生データと要約結果を分けて持つ
AI の要約だけ残すと、後で検証できません。元ページ、抽出結果、要約結果を分けて持つと、説明責任が保てます。
毎回使う情報はナレッジ化する
何度も聞かれる情報は、Dify ナレッジなどにためておくと、毎回の取得コストを抑えやすくなります。
よくある落とし穴
取得できたことだけで満足する
業務で重要なのは「欲しい項目がそろっているか」です。件数、価格、社名、公開日など、必要項目の欠損率を見ます。
何でも毎日取りに行く
更新頻度が低いページまで毎日巡回すると無駄が出ます。ニュースは毎日、会社概要は毎週など、鮮度要件に応じて分けます。
AI の回答だけ共有する
社内で使うなら、引用元 URL や取得日も一緒に残すのが基本です。
Lv3 を終える判断
- 継続取得からナレッジ化まで 1 本つながった
- 完了通知や後続処理の考え方を説明できる
- データの欠損やズレを確認する観点を持てた
- チーム内共有を前提にした流れを作れた
次に学ぶこと
Lv4 では、ここまで集めたデータを AI エージェントの仕事に直結させます。チャット、調査、引用つき回答まで一気通貫で扱います。